ニール・ゲイマン "A Study in Emerald"

どうも最近慣れない政治方面に偏っていたので、方向修正。今年のヒューゴー賞ショート・ストーリー部門受賞作、"A Study in Emerald"(「翠色の研究」かな)を読んでる。
しかしシャーロック・ホームズクトゥルフ神話*1。こういうパスティーシュ的作品に賞あげるのはいいことだとは思わないが……いいのか、ヒューゴー賞だし。
比較用に"A Study in Scarlet"へのリンク。
読んだ。そういうオチだったか。例の○○(ネタバレ:○の上にカーソルを合わせると表示されます。id:walkeriさんの真似してみました。)を書いたのは誰? ってことだな。ただ、さらに名前を出すのはやりすぎ。ホームズ物は詳しくないので微妙なくすぐりとかは気がつかなかったと思う。しかし設定は『○○○○○○○』と同趣向だな。みんな好きなんだねえ。こっちのほうが大層非道いが。なんか翻訳されそうな予感。
この短編が入ってる"Shadows over Baker Street"、調べてみたらシャーロック・ホームズクトゥルフ神話をテーマにした全編書き下ろしのアンソロジーだそうだ。
追記。以下はあからさまなネタバレです。つまり○○○○○○○○○○○○○って話なんですが。やっぱり○○○○○○○を出す必要はなかったような。
ともかく単発の短編だから許されるテキトーなネタの放り投げっぷりが愉快な話。

*1:ネタバレになるかな? と思いましたが、この短編が収められている"Shadows over Baker Street"の表紙にも大きく書いてあるし、10行ぐらい読むとすぐわかることなので問題ないと考えました。